たがじょう子どもの心のケアハウスは、多賀城市の委託によりNPO法人アスイクが運営しています。

たがじょう子どもの心のケアハウス

第一回『通信制サポート校学校紹介の会』実施です!!

2024.10.29

第一回『通信制サポート校学校紹介の会』実施です!!

みなさんこんにちは!
少しずつ秋が深まり吹く風も少しずつ冷たく感じられるようになってきました。
もう少しで冬到来ですが、冬になれば受験シーズンですね…。


今後受験生は志望校をどこにするか決断していく必要があるわけですが、今回は、そんな受験生の志望校選択の後押しをしたいと思い、「通信制サポート校学校紹介の会」をケアハウスで開催しました!
趣旨は、数が多く、さらに校風も多様な通信制サポート校の詳しい情報を提供することで、進路選択の後押しをすること。通信制サポート校を進路として選択するとしてもそれ以外の高校を選択するとしても、比較に当たり各校に関する情報が必要なので、各校について詳しく知る場を設けたいと思い、学校紹介の会の実施に至りました。


講師は現役で通信制サポート校に所属している、または、以前所属していた、ふれあい広場サテライト事業(NPO法人アスイクが仙台市で実施している不登校・ひきこもり支援事業)を利用する子どもたちです!高校の雰囲気や高校生活の詳しい内容については、おそらく実際にそこに所属する子どもたちが一番よく知っています。生徒目線だからこそ語れるリアルな内容も多いのではないかと考え依頼したところ、快く引き受けてくれました!



当日の内容は、①インタビュー形式の学校紹介と、②座談会。
学校紹介では、学校がある時の1日・1週間の流れ、レポート課題の量や難易度、部活やサークルの有無…などについて、講師がインタビュアーの質問に回答する形で高校の具体的な取組や特色について紹介しました。友人関係の話題もあり、講師から「先輩がとても優しく、誕生日のプレゼントをもらった」というエピソードが共有されると、参加者からは驚きの声とともに、雰囲気の良さを喜ぶ様子が見られました。



座談会では、参加者、講師、スタッフ全員でテーブルを囲み、講師の進路選択流れなど、参加者が気になる内容について話し合いました。講師から一貫して語られたのが、「自分に合った高校を選択することが大事」ということ。家からの距離、クラスメートと接する頻度、登校回数など、それぞれに得手不得手があり、自分に合った環境を選ぶことの重要性が講師から語られました。
確かに、自分に合った環境に身を置くからこそ、自分の力を存分に発揮して活躍することが可能になるのかもしれません。進路選択の重要な要素の一つとして、今回参加していない子どもたちにも共有したいと思います。



個人的に強く印象に残っているのが、講師からの受験生へのメッセージ。


「辛くても悩まなくていい。勉強や対人関係が苦手なら、少しずつ練習すればいい。やりたい事のために一歩踏み出そう。」

今はうまくいかないことがあり辛く悩むことがあるかもしれないが、焦らずに一つひとつ練習していけばきっと状況は良くなるから、それを信じて一歩踏み出そうというメッセージ…これを話した彼も、中学時代にはおそらく悩むことも多々あったと思いますが、このように一歩一歩前進し続けたからこそ、今こうして充実した高校生活を送ることができるのだと思います。自分自身が経験したからこそ語ることができる、大変重みのある言葉でした。


今回は講師を務めてくれた子どもたちからの様々なメッセージを通して、高校の概要だけでなく、充実した高校生活を送るためのポイントを学ぶことができました。参加者である中学生やその保護者の方には、少しでも進路選択のヒントを得ていただけていれば幸いです。また、講師のみなさんにとっても自分の歴史の一部を語ったことで、何かを得るものがあれば嬉しいです。


今後本格的な受験シーズンが始まります。受験終了後、高校生として前向きに生活していけるように、様々な形で受験生を応援していきたいと思います!


byケアハウススタッフ