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たがじょう子どもの心のケアハウス

図書館の職場体験に行こう!

2022.09.05

図書館の職場体験に行こう!

8月のイベントとして、図書館の職場体験を行いました!

職場体験では、普段私たちが入ることのできない、書庫などを見学させていただきました。

 

まず自己紹介と、館長さんからのご挨拶、職員さんからの説明がありました。

説明が終わった後は見学ツアーに移りました。

 

最初に、キャットウォークを見学しました。キャットウォークの本棚には、小学校低学年向けの本や、目が不自由な人向けの点字の本まで色々ありました。本棚の上の方には地震などの災害のとき本が落ちてくると危ないので、本を止めるストッパーで工夫がされていました。

 

 

次に、カウンターに行きました。カウンターには、耳が不自由な人が職員さんに尋ねられるようにするための、ホワイトボードとペンがありました。

色々な配慮や工夫のおかげで、目や耳が不自由な人も利用しやすくなっていて素晴らしいと思いました!

 

次に、閉架書庫に行きました。私たちが普段本を読んだりできる場所の高い位置にある棚や、キャットウォークなどを『開架書庫』といい、職員だけが入れる書庫などを『閉架書庫』というそうです。閉架書庫の中の本棚には、明治時代に昔の本のレプリカとして作られた本や、ボランティアの方が作ってくださった、見て触って楽しめる布の絵本など、色々な本がありました!そして本棚に車のハンドルのようなレバーがついていて、レバーを回すと本棚ごと移動させることができました!とても大きくて立派な本棚なのですが、なんと片手でレバーを回すことができました!回しているときの写真がこちらです!

 

 

これなら本棚の移動もらくらくです!

図書館ってすごいですね、、!

 

その次に、本を戻す体験をしました。『配架』といって、利用者さんが返却した本を元の本棚に戻す作業のことをいうそうです。多賀城市立図書館の本の背表紙には、ジャンル・数字・カタカナで本棚の場所が示してあるので、すぐにどこの本棚にあったのか見つけることができました!それでもたくさん返却された本があるので、すべて戻すのに一時間以上はかかるとおっしゃっていました。職員さんが丁寧に配架してくださることで、私たち利用者が快適に本を探すことができるんだなと改めて感じることができました!

 

見学ツアーを終えて職員さんからのお話がありました。

図書館を利用する人はお客さんではなく、利用者さん。そして、カウンターにいる人も店員さんではなく、職員さんだとおっしゃっていました。なので、飲食店などの職場だと『接客』といいますが、図書館だと『接遇』というそうです。

そこで、接遇をする時の姿勢や表情などを教えて頂きました!

その時の写真がこちら!

 

 

このように、足は見えませんが、かかとを合わせてこぶし1個分が入るくらいを目安にして少し開きます。手はおなかの前で組み、ひじは少し前にし、胸を張って肩は少し後ろにします。そして利用者さんが尋ねやすいように笑顔で接遇します。

この姿勢のおかげで職員さんに話しかけやすいですね!

 

最後に挨拶を終えて、ケアハウスに戻りました。みんなで職場体験で学べたことや、心に残ったこと、楽しかったことなどを話して、職場体験を無事に終えることができました!

 

by 中2利用者